ネオンテトラ

ネオンテトラ

ネオンテトラの飼育と、その仲間たちについて。

ネオンテトラの飼育(必要な器具)

ネオンテトラを購入する前に、まずは水槽の準備をしておきます。セッティングはメダカを飼育する場合とそれほど変わりません。違うのは水温を常に温かく保つために保温器具をつけてあげることです。

ネオンテトラの飼育に必要な器具

ネオンテトラの飼育にはそれほど大がかりな器具は必要ありません。本来は丈夫な熱帯魚ですので、始めての方でもぜひトライしてみてくださいね。

水槽

ネオンテトラは小さな水槽で少数を飼育しても楽しめますし、大きな水槽にたくさん泳がせても豪華です。手軽に楽しみたいのであれば、安価で管理のしやすい30センチ水槽がおすすめです。

普及している60センチの水槽は安価に入手できるのですが、このサイズの水槽で見栄えするくらいのネオンテトラを購入するとなると、まず、想像をはるかに超えた数のネオンテトラが必要になりますので、事前によく確認しておく必要があるでしょう。

また、60センチの水槽でも、水を入れるとたいへん重くなりますので、思わぬ事故を避けるためにも、必ず専用の水槽台を購入するようにします。

保温器具

熱帯地方を原産とするネオンテトラの飼育には保温器具が欠かせませんが、「熱帯魚用オートヒーター」という器具を用いることで、水温の問題を簡単に解決することができます。熱帯魚用オートヒーターは全て全自動なので、水槽に沈めてコンセントに差し込むだけです。

ネオンテトラは数ある熱帯魚の中でも、特に寒さに弱い種類です。中でもカージナルテトラjは寒さには弱く、他の熱帯魚がなんでもない温度であっても、簡単に全滅してしまうことがありますので、保温だけは欠かせません。

特に春や秋の気温が変動しやすい季節は要注意で、真夏以外は保温器具を外さないようにするくらいの気持ちが大切です。

濾過器

ネオンテトラの飼育をより便利にしてくれるのが濾過器です。濾過器はネオンテトラを飼育していると必ず水中に生じる有害な物質を、バクテリアの働きによって無害化する装置です。

濾過器をつけてすぐはバクテリアもほとんどいませんので、濾過器としての機能を果たしません。そのため、セットしてから一ヶ月くらいは、エサの量などには十分な注意が必要です。

濾過器には様々な種類がありますが、せっかくつけるのであれば性能の良いものを選びたいところです。おすすめは安価で高性能なスポンジフィルターか、極めて静かながら絶大な濾過能力を誇るパワーフィルターです。

ちなみにスポンジフィルターを使用する場合は、エアーポンプとエアーチューブが必須です。

エアーポンプ

ネオンテトラはたいへん酸素不足に弱い熱帯魚です。ネオンテトラを数匹だけ飼育するのであればエアーポンプがなくても問題ありませんが、ショップのように何十匹も入れるた場合、他の熱帯魚は何ともないくらいの酸素不足でも、ネオンテトラはすぐに水面で口をぱくぱくしはじめます。

そのため、ネオンテトラの群れを楽しみたいのであればエアーポンプが欠かせません。特に濾過器がパワーフィルターのようなものであれば、濾過器とは別に、エアーストーンを利用して水中に十分な酸素を送り込む必要があります。

エアーストーン

エアーポンプを使って水中に酸素を送り込むための細かい泡を発生させる観賞魚用品です。安い製品は時間が経つと水中でボロボロと壊れてきますので、少し高めでも焼き入れのしてあるしっかりとしたものを選びます。

なお、スポンジフィルターのようにエアーポンプを利用し濾過器があれば、よほどネオンテトラの数が多くない限りエアーストーンは必要ありません。

エアーチューブ

スポンジフィルターやエアーストーンのように、エアーポンプによって動作する器具には欠かせないのがエアーチューブです。ビニール製は時間が経つと劣化して固くなるため、シリコン製のエアーチューブがおすすめです。

ネオンテトラの色彩を引き立たせたり、水草を植えたりするのに、砂は意外に重要な役割を果たします。また、水をきれいにしてくれるバクテリアの住み家にもなります。

水草

ネオンテトラは水草を背景に泳いでこそ、その真価を発揮します。水槽が大きければ産地の近いアマゾンソードを、水槽が小さければ成長が遅くて大きくならないアヌビアス・ナナがおすすめです。

照明

ネオンテトラを鑑賞する上で、照明は大きなポイントです。ネオンテトラに限ったことではありませんが、熱帯魚は照明によって雰囲気がガラリと変わります。

通常、観賞魚用の照明は赤と青を強調するように調整されているものが多く、ネオンテトラのような熱帯魚には向いています。

カルキ抜き

水道水には消毒薬として塩素が含まれていますが、これはネオンテトラにとって害を及ぼしますので、カルキ抜き(塩素中和剤)で無害化します。

なお、塩素は中和剤を使わなくても、水を汲んでから1~2日ほど放置しておくと、自然に消えてなくなります。

エサ

ネオンテトラのエサはできるだけ小さな粒状の人工飼料が向いています。食べる量もごく少量ですので、一番小さい容器の商品でもかなり余ってしまうでしょう。

エサは開封すると酸化していきますので、例え残っていても3ヶ月に一度は買い換えてあげます。

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